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2009/03/30

アニマルウェルフェアをかじる

本日は、アニマルウェルフェアのシンポジウムに行ってきた。
「農業と動物福祉の研究会」が主催。場所は閉館直前のJAビル(大手町)会議場。
午前中は大地を守る会、アレフ(びっくりドンキー他)、ニチレイフレッシュなど民間団体や企業の実践が発表され、午後から韓国、台湾、日本、中国など東アジアの動物福祉の現状が発表された。
私は午後からの参加。

ほとんど予備知識がない状態で行ってしまった。
なので、これから書くことも、薄っぺらいものであることをご了承いただきたい。

「動物福祉」って、なんとなく今後の畜産の大きな流れの一つになるだろうなー、という予感があったので参加させてもらった。
だけど、本音としては「なんでわざわざ改まって動物福祉なんていうのかなー」という思いだった。

畜産に携わる者なら、多かれ少なかれ、家畜動物たちにストレスなく元気に育ってほしいと願っているし、そのために日々コツコツと努力をしている。畜舎や機械に投資もしている。
放牧とか、平飼いとか、濃厚飼料(穀物とかカロリーの高いエサ)をあまりやらないとか、日本の中ではいまだ特殊な「こだわりの飼い方」をしていることばかりを、動物福祉というのかな。
もんもん。

今日シンポジウムに参加して、動物福祉はそんなせせこましい概念ではないことはわかった。
家畜を飼うときに「家畜の幸せ」(*後述)を第一に優先して飼養方法を改善すると、家畜の疾病が減り、生産性も向上し、生産物は付加価値をつけて販売することができ、生産者にとってもイイんだよ。ということがまず言える。
高度成長期以前、農耕用として牛を一家に1頭飼っていた時のように、家族として(同じ生き物)として大事にしていこうという考えも根底にあるように感じた。


動物福祉を無視した高密度・穀物多給型などの飼い方をすると、温室効果ガスが余計に排出され、資源も無駄なり、草地は裸地化して砂漠化や災害増加の源になり、糞尿などによる環境問題も発生する。動物福祉が人類の存亡にもかかわる問題だという考え方も知った。
畜産業は世界中の温室効果ガスの18%を排出しているんだって。
牛のゲップのメタンガスがけっこうな割合を占めているんだろうな。

動物福祉はヨーロッパで進んでいるけど、東アジアはヨーロッパとは気候も違うし家畜文化も違うし、宗教感も違う。家畜の飼い方、動物福祉のあり方もそのままマネするわけにはいかない。
東アジア諸国で連携して、独自の動物福祉にのっとった畜産を形作っていかなきゃいけない。
そういうわけで、このシンポジウムの後半では、東アジア各国の動物福祉のチャレンジをテーマにしたのだろう。
ここも、なるほどそうかと思った。

いろいろと大事なんだな、という気はしてきた。
それにしても。
日本の畜産農家は、家畜が快適に生きられるように、すでにいろんな努力をしてきている(人が多い)。
動物福祉をさらに追求するには、既存の枠組みできる「より高度で画期的な飼養方法」を発展させるか。
あるいは「舎飼い」で「密飼い」で「濃厚飼料多給」という既存の枠組みをぶっこわして放牧、平飼いなど家畜福祉を追求した「理想の飼い方」で付加価値つけて独自販売するか。

うーん。
私はどっちかっていうと、この折衷案ができてほしい感じ。
重いテーマなのに軽いことしか書けず、へこみます。
今後も興味津津で調べていくつもり。

*参考:イギリスの家畜福祉委員会が提案した動物福祉で考慮すべき5つの自由
・飢えと渇きからの自由
・不快からの自由
・痛み、ケガ、病気からの自由
・正常行動を発現することの自由
・恐怖、苦痛からの自由

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畜産」カテゴリの記事

コメント

復活、おめでとうございます。

「動物福祉」というたいそうな言葉にはちょっと戸惑ってしまいますが、言われてみれば(日本の多くの畜産家で)至極当たり前のように考えられていた事を改めて体系化しているって事なのですかね?(放っておくとトンでもない零細虐待飼育をしそうな連中もいるもんなぁ... -_-;)

ところで、
「アレフ(びっくりドンキー他)」って、まさかあの、かつての「オ○ム真●教」ぢゃないですよね??

☆okiさま
ありがとうございます!
おっしゃる通り(前半のことですよ)だと思います。
動物福祉という視点を与えることで、畜産にはまだまだ改善すべきことがある、それが持続的で生産性の高い畜産につながる、ということかなと思います。
教条的になるとこの学問は死んでしまうと思いますが、中心になっている先生方は、そんなに頭の凝り固まった人ではないと感じました。

ところで、アレフは某宗教団体とは関係ないようです。
私も最初聞いた時、どきっとしましたが

「動物福祉」って難しい問題だよね。
家畜はペットとは違うし、酪農に携わっていた
ときから、人間と家畜との関係については
いつも思考をめぐらせていたけれど・・・。
大学時代に豚は殺される瞬間までにどれだけ
恐怖心を与えないかが肉質に大きく影響を
及ぼすという話を聞いて、衝撃を受けたのを
今でも覚えています。

「答え」が見えない内容だから、やっぱり
コメントも軽くなってしまってすみません。

あ、そうだ、アレフって「びっくりドンキー」
を展開する外食企業だけど、某宗教団体が
改名するときに、猛反発したっていうのを
ニュースで見たよ。

茶むすめちゃん
連続コメントありがとう!
さすが、もと酪農娘はこの話題にも食いついてくれましたね。
豚のストレスの話は、今台湾の家畜市場と屠場で大きな問題になっているみたい。
シンポジウムではすっごい悲惨な映像が流れていたわ。
痛くて怖いどん底のなかで死んだ豚さんのお肉は、体にも悪そうよね。
肉牛の場合、ストレスない環境で肥育すると、血統のよくない牛でも増体がよく、サシも入りやすくなるんだって。
幸せな家畜の一生=おいしいお肉=幸せな人間
試験結果もぼちぼちで始めているようだから、家畜の飼い方もまた変わっていきそうだよ。
いいことだよね

アレフの話、なるほどね。
悪い騒動になっている最中に、自社と同じ名前に改名されちゃーねー。へこみますわ。

復活おめでとうございます。
一体いつまで岩手県なのだろうと思っておりました。

動物福祉、動物の幸せ、そういうことは多分昔は当たり前にあったんだと思います。

だって、動物たちが元気じゃなかったら、できてくるものも元気じゃない、なんてことは、ちょっと考えれば小学生だってわかることですから。

それに、トラクターなんか無かった頃は、牛にやってもらってたわけで、牛君が元気なかったら一大事です。家族のように気遣うのは、きっと、自然な流れだったと思います。


でも、それが今改めて提唱されているってことは、動物の幸せなんか考えず、ただの工場の機械のように扱われている現場がある、ということですよね?もしくはただの肉の塊のように思っているとか・・?

では、それはどういう現場なのでしょう?
その現場ではどういう考えでそうしているのでしょう?

前に本で読んだんですが、
仕事とは誰かの役に立って、それでお金という対価をいただいているんだと。
役に立つのが第一義で、お金はそれについて回るもの。
これが、お金のために仕事をやろうとした瞬間から、全然いい仕事ができなくなってしまうそうです。それが個人であろうが、会社単位であろうが、同じようにそうなるんだと。

経済の分野の本にあったのですが、なんかわかる気がしました。

一方で、お金がないと生活できない社会で生きている以上お金は必要ですよね。

資本主義社会・・・
お金主義の社会ってことです。

儲かる、儲からないという視点だけで動いては、危険であるってことは、アメリカとか見てて、透けて見えてくる訳ですが・・・。


難しい問題ですけど、そういうことにも確実につながっている問題だなって思いました。

駄文、失礼いたしました。

まっきゅ~ちゃん、ひさしぶり
(誰だかわかるかな?ヽ(´▽`)/)

相変わらず、頑張ってるねぇ。

私は知ってのとおり、あんぽんたんで難しいことは分らないけど、人間が幸せになるために色々してるのと同じで、人に飼われてる牛さんや豚さんも、平等に幸せになる権利があるんじゃないかって思う。その為に、家畜を営む人々や、お肉やミルクを飲む私たちは、美味しい美味しくないはこだわらず、いつも感謝の気持ちで食することが大事なんじゃないかな?

なぁ~んて偉そうな事言ってごめんちゃい

じゃぁ、体に気をつけて、頑張ってね

kimnyさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
返事が遅くなってしまって本当にすみません。
牛は、たくさん飼えば飼うほど工業的な飼い方になっていくのですよね。
でも、牛が快適に暮らせるようにシステマチックに整えられた飼い方をすれば、工業的に飼育されていても牛は幸せなのかもしれない。
現在の牛肉相場で牛の肥育屋さんが利益を出していくには、一農場につき400頭以上飼わないといけないそうです。
肥育屋さんは法人化、規模拡大の方向に向かっています。経済の論理で。
肥育屋さんだけじゃなくて、酪農も規模拡大方向です。
養豚や養鶏はもうふた昔くらいから規模拡大路線を突っ走ってきました。
そんな畜産現場に支えられている、日本の食生活です。
そんななかで、家畜たちは大切にされていたり、されていなかったり、バラバラなんだと思います。
まあそんなことはともかく、大事に愛された動物のお肉を食べたいものですよね。私も心からそう思います。
最近、お肉を食べることが重重しく感じるまっきゅーです。

luna姉ちゃん
おお!!!姉ちゃん久し振り!
返事遅くなってごめんね!コメントありがとう。
まったくそのとおりだと思うよ。
さすが姉ちゃんです。そこが一番大事なところだよね。本当にね(涙)。

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