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2006/06/16

6月の雨音を聞いて思い出すこと~熊本県矢部町

はじめに。
長いです。短気な心境の方は素通りしてください。


3年前の今ごろ、現在も勤めている会社の地方営業部隊だった私は、熊本県上益城郡矢部町(現、山都町)にいました。
1年間地方各地をまわったなかでも、とりわけこの村の記憶は鮮明に残っていて、梅雨のさーっという雨音を聞くと、わきあがるように思い出します。
今日はこの矢部町のことを思い出しついでに書いておきます。
矢部町は、阿蘇山の南側に位置する農業の盛んな山村です。通潤橋という有名な水道橋があります。ここに2週間滞在していました。

このとき矢部町に一緒に入ったメンバーは、ひたすら私のことをほめてくれるノリのいい班長と、ひたすらテンション高く班を盛り上げてくれる大先輩と、若いくせに政治ネタが大好きな参謀タイプ(なのにカラオケでは爆発する)の気の合う同期と、私。今考えてもまったく次元の違う4人でしたが、皆明るく居心地がよくて、営業の辛さを忘れさせてくれていました。

営業に入る前日、予習のつもりで、矢部町の中でも最も山間部に位置する旧村白糸村へカブ(ホンダ)で向かいました。
この白糸村のなかでももっとも山奥の県境にある、菅(すげ)という集落のことが、なんとなく気になったからでした。
小雨が降る山路をよっこらよっこら走り、見えたのは、しんと澄んだ美しい棚田たち。
この時期、田植が終わったばっかりでイネは小さく、田の面はほんとに鏡のようにまわりの山を映していました。
なんだここは。
空気が違う。この村。
棚田が美しいのは、代代の農家の地道な丁寧な仕事の賜物です。でもそれ以上に、村も山も人も包み込む何かの存在を感じさせられました。なんか、いきいき元気になるかんじ。

営業の予定では、白糸村以外の、農家人口が多くキャベツやらピーマンやらがさかんな地域からまわるはずだったのですが、テンションの高い大先輩に頼んで、この人口が最も少ない白糸村からまわらせてもらうことにしました。
「若い農家がたくさんいそうなところからまわるのが原則なんだけど、たまに、絶対ここにいきたいって直感が働くところがある。そういうところは不思議といい出会いがあり、流れができて営業の成績もよくなることが多い。自己責任で、行ってきたら」大先輩のアドバイスに後押しされて、いざ出陣。

実際、おもしろい出会いがたくさんありました。

熊本市の勤めから戻ってきて、酒作りを習いつつ露地キュウリを作っているお兄さん。
「雨が好きなんですよね」なんていいながら、ほんとうに雨の中一日中楽しそうにキュウリの誘引をしていました。
「おれ、最近すげえ田んぼの除草はじめたんだ。アイガモでもコイでも米ヌカでもないぞ、なんだかわかるか?」といって謎かけをしてくるお父さん。
正解はジャンボタニシでした。
…川下では田んぼジャンボタニシの大量増殖被害が出まくってましたよ…お父さん…

私が当初気になっていた菅集落は、そのとき農家民泊が大ブーム。
棚田のオーナーを募って、定期的にオーナー家族達をそれぞれの屋敷に泊りがけで招待していたのでした。
みんな目をきらきらさせてお客様を迎えるうれしさを語ります。「かぼちゃ嫌いだった子が、うちの畑のかぼちゃ自分でとって、うまかーって言って食べてくれたとよー」とかね。
過疎と高齢化が着々とすすんでいるのは部外者の私でもわかるのに、どうしてこの菅の人たちはこんなに楽しがっているんだろう。
確か私が訪れた年の3月、菅にあった小学校の分校が廃校になったそうなのですが、さびしがるひまもなく、そこでオーナーたちを招いで祭りをやるぞ、加工所を作るぞ…廃校になったとたんに夢が広がってしまう始末。
「うちのどぶろくはうまかどー。飲んでみい」
「矢部は干しタケノコが名産だ。なかでもうちのは最高なんじゃ。もってけ」
「うちの味噌豆腐は昆布まいてあって一味違うぞ。食べてみ」
みんなすごいわが家わが村じまん。そして、どれも最高においしかった…とくに干しタケノコ。


白糸村の南端、現八代市(たしか当時は鏡町)との境界にあった谷底の集落に行く時、台風がきていてものすごく大雨で、谷は霧が深く、下に行けば行くほど暗くなっていくし、もう帰れないかもと根拠なく泣きそうになりながら、それでも何か売れなきゃ帰れないと必死でとある農家の家に向かいました。
たどりついたとき、その農家はまさに今から議会に出かけようとしていたところだったのですが、真っ青な全身カッパを脱がずに現れた怪しげな私を温かく迎えてくれ、家にあげてくれ、早口でわめきたてるだけの私の説明をしっかり聞き、ものすごく場所を取る本の全集を、さりげなく買ってくださいました。
その農家は、地域のリーダーで、発電所に反対し、森林を保全する活動を長年続けてきている方でした。


ここからは私の勝手な推測ですが、矢部町の旧村白糸村に住んでいる人たちの祖先は、この山を選んで定着したのではないでしょうか。この土地に宿る山の神の懐の深さを感じ取ったのではないでしょうか。
棚田に流れ込む湧き水が何の疑問もなくこんこんとでるように、白糸村の人の元気な営みも、あっけらかんと自然に続いていくのだな、と信じています。
この村のかたちのまま、あっけらかんと元気に村が盛り上がっていってほしいなあ。

今でも、この矢部町は、ものすごく心ひかれるところです。私の理想の地域のかたち。
返しきれないほど、ご恩もいただきっぱなしです。
こういう村が、元気で続いていくために、私ができることって、なんだろう。
ちゃんと考えて、どんな小さいことでも実行していかなくてはね。

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コメント

素敵な記事をありがとう
ひとまず、こちらも気持ちのお裾分けを頂くことができましたわ

長い記事を読んでくれてありがとうね。
ときどき、気持ちをためこんでいられなくなるとき、ブログに放出してしまいます。
もっと、短く要領よく書かんとなあ、とおもいます~

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