マーラーってやつはさあ
おこりんぼうまっきゅーはチョット改善してきました。
でも調子に乗って、今日も日記調で行きます。
本日、会社の先輩方と、マーラーの交響曲3番を聞きに行って来た。
オーケストラは日本フィルハーモニー、指揮者は小林研一郎、場所はサントリーホール。
サントリーホールは会社から歩いて15分くらいのところにある。いいでしょう?
マーラーの3番といえば、私にとって特別な曲。
学生時代にひとりで聞きに行って、第6楽章(!長い曲なんです)の弦楽合奏に感動して号泣してしまった。
今日もそんな感動ができるのかと思って、ワクワクして臨んだ。
確かにすごかった。
オーケストラは力強い名演、コバケンの迫真の指揮、すばらしいアルト独唱。
でも、すごい、だけだった。
そしてあの6楽章。
感動した。でも涙が出るほど昂ることはなかった。
あのときと、何が違ったんだろう。
自分が、違ったんだろうか。
まったく私は不勉強なもので、マーラーの交響曲の何たるかなんてことをちゃんと本で読んだこともない。
だから、まったく自己中心的に、好きなのだとしかいえない。
だからかもしれないが、感動のしかたも自己チューでムラがある。
ブラームスやチャイコフスキーのように、ひとつのストーリーとして曲を楽しみその世界に入りこむことができないのだ。だって曲が大きすぎるんだもん(本日の演奏は約100分)。集中力がもちませんわ。
この楽章のここがイイヨネ、という場所が何ヶ所もあってそこを聴くって感じ。
傾向としては、心にいろんなものがたまっているときにマーラーとくに2番3番を聴くと、ぐぐっと感動する気がする。
学生時代はじめて3番を聴いたときも、サークルのことで非常につらかった時期だった。
なんか、内に沈んでいるさまざまな感情を強制的に引っ張り出されて共鳴させられてる気分なのである。
つらいだろう?ほらほらもっとつらい気持ちを出せ!みたいな。でもそれが気持ちよかったりして(Mですか)。
3番はそういう感情のジェットコースターで激しく浮き沈みした後、天使の声と浄化されるハーモニーで昇天した気持ちにさせてくれるんだ。まったくにくいヤツだぜ。マーラーってヤツはさあ。
今回は心の中にあんまり思いがたまってなかったのかな。
いいことなのか、悪いことなのか…
5月はコバケン&日フィルでマーラー2番「復活」を演奏してくれるそうですよ。
すっきりしたいあなた、一緒に聞きに行きませんか?
25歳以下ならヤングチケットで2700円でA席がとれます。25歳最後の思い出に!
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