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2005/12/09

編集者になるとはね

4月からずっと、1冊の本の編集をやってきました。
9月に完成するはずが、遅れに遅れて、本日見本が刷り上りました。
単行本の編集という仕事をはじめてまだ2年目ですが、それにしても担当4作目のこの本の編集はきっと、
私にとって一生忘れられない原点でありつづけるだろうと思います。
著者にとって、その著書が自分の化身であると言うこと。
その重みを、ちっともわからず、本になればいいとだけ?思って仕事をしてきたといっても過言ではないかもしれません。うすうすそんな私の思いに気づきながら、でもまだ若いからと許して、今までの著者は一緒に仕事をしてくれていたのかもしれません。
しかし今回の著者はそんな甘くはありませんでした。
だめなものはだめ、「間違ったところを残して出版するくらいなら、この本はなかったことにしてください」。そうきっぱり言い切る方でした。原稿を送るたびに、赤字赤字赤字...ほとんど全部ダメ?と思うくらい。

著者がこれまで他の雑誌に連載していた記事を、私が再編集(「リライト」といいます)して本にしたのですが、あまりに要領を得ない編集ぶりに「私が1から書いたほうが早かったかもしれません」とまでつぶやかれた時もありました。ショックだったけど、何も言い返せません。だって、自分自身「早く本にしなきゃ、締め切り守らなきゃ」しか考えずに、とにかくまとめちゃえって気持ちで編集していたのですもの。ろくに著者に質問もせずに。

今日著者に完成本を送りました。周囲の先輩にも「やっとできたね、おめでとう」と言ってもらったけれど、何にも安心しませんでした。未だに、緊張と、本当にこれでよかったのか、不安がチリチリよぎります。
そんな私を見かねてか?上司が「打ち上げじゃ!」と飲みに連れて行ってくれました。
ふだん怒られたり喧嘩したりしてばかりのでこぼこコンビなのですが、こんなところにはよく気づいてくれる不思議な上司です。仙人のような職人編集者の先輩も同行してくれ、「編集者とは、著者とは」についてトクトクと話してくれました。

うまくまとめられないのですが、「編集者とは」というのに見本のようなものはなく、編集者のかずだけ編集者がいるということなのかな。
著者に言われるがままでもいけないし、こっちの言いたいことだけ言ってもいけない。
著者が本当に表現したい思いをつかみ、それを著者がちゃんと表現できるように誘導する。
読者だったらこういうこと知りたい、というのを著者にわかってもらう。
あくまでも黒子。しかし著者に負けないぐらいものすごい主体性のカタマリなのが編集者。
「これ、いいなあ」「こんな本出したいなあ」「この著者、いいやつだなあ、世に出したいなあ」という編集者の思いが、ほとんどの本のはじめのひとしずく。この「思い」がない編集者は去るべし。上司の口癖。
私の上司は、あまり器用な人ではないけど、著者にほれ込んで、著者に著者が本当に言いたかったことを言わせる熱意においては、ピカイチだと思います。
ときどき、私の隣で著者と取っ組み合いの喧嘩電話しているのを見ていると、こんなことせんと本物の本はできんのかいな、とても真似できないわとおそれいってしまいますが。
こんな私の上司は、最近ほぼ日の「担当編集者は知っている」にシレッと記事を書いています。
不覚にも感動してしまった...読んでみてね。

小学校のころも中学校のころも高校も大学時代も、まさか自分がこんな仕事やろうとはこれっぽっちも思わなかったです。新聞記者にはなりたかったけど。本も全然読まないヤツだった。
こんな本作りたい「思い」なんてものなかったし、そういう意味では去るべき人間なのかもしれません
が、そういう引き下がり方をするのもくやしいじゃないですか。
本はともかく、人間は好き。
まだまだ、ここからですぞ。

(長くなりました、すみません。おつきあいいただきありがとうございます)

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仕事や職場のこと」カテゴリの記事

コメント

またまた仕事中に失礼。
読んでいてとってもあったかくなる内容だったので。
なんだかんだ言って編集者らしいじゃないですか(^^
上司の方はここ(http://www.1101.com/editor/)の
赤澤さんかしら?
上司の仕事への想いを読む機会なんてなかなかないから
良かったね~。

ほんと偶然 今見ました{笑}”人間が好き”これ以上の答えはないですよ。あとは歩き続けるだけ{笑}

あべち 様
まあまあ、うれしい言葉だねえ。
おっしゃるとおり、その人です。
普段はぜったいそういう話題にならないから、確かに貴重な文章だわねえ。なかなかいいでしょ?

たけのうち様
見失わず歩き続けるのが、なんとも勇気と根気のいる作業ですなあ。
今のところ7:3で見失ってるときの方が多いかもしれません。一日いっときの行動思考を、きちんとやっていきたい、です。

本日、本を受け取りました(^_^)
たぶん、今日の記事の本ですよね?
素晴らしい本をありがとうございます。

編集者として一つの本を完成させた達成感ですね。
一つの事を最後までやり遂げるというのはそれがなにであっても素晴らしい事ですよね。また一段と素敵な人へと成長したとお見受けいたします。
一つの事を貫いて追いかける事。夢を追いかける事。etc
素晴らしい事ですよね。あきらめなければいつかかなう。

学位をとるのをもっと積極的に考えて頑張ってみようと思っています。

明日からかなり冷え込むというので、決心してあったかいコートを買ってしまったわたしです。
1ヶ月ぐらい、買うか買わないかで悩んでたのよう。

確かわたしが前泊めてもらったのも、忙しかった時よね。
ほんと、次の日仕事なのに、夜はしゃべくりまくって、
しかもよく考えれば私の話ばっかで、失礼しました。
疲れてるけど、そんな時にも親切にしてくれて、
どうもありがとう。なかなかできないことです。

ほんと、人生わかりゃしません。
私だって、中・高とがっこーもせんせーも
だいっきらいやったのに、
こんなことになってる・・・;

年越しをパァァァーッとやりましょ!
この1年を夜な夜な振り返ろう!!

おめでとう〜☆

私は、ホント、本が好きです。なぜか?それは、著者と会話が出来るような、そんな気がするから。装丁は、お話を聞く場所で、行間は、声の大きさとかトーン、フォントサイズやフォントは、話し方のセンス、みたいな。

そう、本が好きな理由って、やっぱり、人が好きだからだと思います。それってやっぱり、大切だよね☆

Rouisちゃん
そうです。その本です。お褒めをありがとう。
じっくり読んで、意見も聞かせてね。
学位取得、やりたいならやっちまえい。
要は自分にとってそれが必要かどうかだと思う。
20代なんて修行よ!(最近の私のモットー)

さっちー
さっちーと話すのはメッタニない息抜き&エネルギー充填だから、もーこっちがありがたいのですよ。
そういうのって、あるでしょう?
さっちーは、でも自分で努力してちゃんとなりたい仕事をゲットしたからね。私のようなワラつかみとは違うわよ~
お正月はよろしくね!

takeyamaどの
ありがとー
「本が好きな理由は、人が好きだから」
いい言葉だね。そいでもって、重いね。
要するに、本はその著者そのものなんだと、最近ようやく自覚してきたんだ。
そんな本が世に出るよう、名黒子を目指してがんばります。
最近また出没テリトリーを拡大しているわね。

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