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2004/12/05

画家、マティス

上野、国立西洋美術館のマティス展に行って来ました。

たいへんな混雑のなか、押し押されながらの見学。
絵画を好きな人が、こんなにいるのかと驚く。
美術館側の気合も十分。イヤホンできく音声ガイドの貸し出し(有料)もやっていた。
訪れる人にこの展覧会の魅力を十二分に楽しんでほしい、という美術館職員の心意気を見習いたい。

この展覧会に惹かれたのは、地下鉄の駅に張られていた宣伝ポスターが目にとまったこと。
女性が目を閉じている絵。黒く太いタッチに、単純な色使い。
「小学生の絵みたいやな」それでも、見るたびに立ち止まり、心がほっとするような気分になった。

アンリ・マティス。1869年フランス生まれ。法律家の免状を採った後、22歳で画家になる決意をし、パリで研鑚をつんだ。認められたのは50歳になってから。有名なピカソがよき友人だったとか。
私がマティスの絵を見て印象深いのが、鮮やかな色使いと、太く素直な線。
青は本当に真っ青で、赤は全面まっかっか。見ていると、自分の心もその色の気分になる(変な言葉だけどそうとしかいえない)
太い線は、単純だけど、女性のふっくらした体のライン、中国の磁器のつるんとした品のいい形を正にそのように描いている。とにかく、一点一点のインパクトが強い、頭に焼き付けられるような絵達であった。

最後にショップで買ったマティスの紹介絵本に、こんなことが書いてあった。
「(マティスが絵を書く極意は、ひたすら対象を観察することだと説明したあと)天才っていうのは、難問をかいけつするために、たいくつな努力をものともせず、いちばんうまくいく方法を見つけ、愛情をこめて、しかも客観的に仕事ができる人のことをいうんだね。マチスは、自分がさがしもとめているうつくしさを、カンヴァスに表現するために、ほんものとにせものを見分ける目をもちたいと願い、勉強に勉強をかさねたんだ」
(引用『はじめてであう絵画の本13 マチス』あすなろ書房)
美という表現のためだけじゃなく、どんな人の仕事にもあてはまる言葉だと思う。

マティスは、同じ絵を何度も何度も書き直す。その過程を写真に残していたり、時には完成した絵の中に消したラインの痕跡をわざと残している。絵を書く自分の自画像もたくさん描いている。
展覧会でそれらをみているときは「なんちゅうナルシストや」くらいにしか思わなかったけれど、ちがいますな。
音楽にとって、演奏する音楽家自体が芸術であるように、描かれているもの(客体)だけでなく、描くもの(画家、主体)もまた、その作品そのものなのかもしれない。

人間の感じるこころ、それと、それをいかに表現するかということ。
その難しさと努力の大切さを心に刻み付けられた展覧会でした。
見習い編集者、また少し腰が据わりました。

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コメント

あーーーー見逃した,マティス・・・
絶対行こうと思っていたのに,
ほんとうっかりだった.
昨日でおわってるじゃん!!!

マティス好きです.
まっきゅーも書いてる様に色彩感も好きだけど,
ごまかしたりせずストレートな表現が良い.
安易に「唯一の主役」を作らないとこも好き.
「交響楽的」っていうの分かる気がする.
「食卓」「アトリエ」いっぱいいい絵がある.

いらっさいませ。来てくださってありがとう!
マティス、いいよね。
見逃したとは惜しいことをしましたぞ(笑)
こんな絵を書くひとだと知ったのは私にとっては初めてでした。もともと知ってるとはさすが。
来年のゴッホ展も気になりますなあ。

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